仙腸関節のロックは腰痛やぎっくり腰などの原因

仙腸関節がロックすると、腰痛やぎっくり腰になりやすくなります。また、運動のパフォーマンスも低下します。

背骨のS字構造がクッションとなる

背骨を横から見ると、緩やかなS字構造です。

  • 首の頸椎7個  前湾
  • 肩の胸椎12個 後湾
  • 腰の腰椎5個  前湾

背骨の各骨の間に椎間板というクッションがあります。S字がバネのように、体重や運動による衝撃を分散します。それぞれの骨や椎間板に均等に負荷がかかります。

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骨盤の仙腸関節が第2のクッションとなる

柱の背骨を土台となる骨盤が支えます。骨盤は、真ん中の仙骨と左右の寛骨で構成されます。仙腸関節は仙骨と寛骨の間にあります。

仙腸関節は強固な靭帯ですが、数ミリの可動性があります。この数ミリの可動性がクッションの役割を担います。背骨のS字クッションと、仙腸関節のクッションが、連携して体を守っています。どちらがが機能しなくなると、連携が失われ、他方に負荷が集中します。

仙腸関節の断面は体重を支える面と呼吸をする面に分かれる

仙腸関節は耳状面といって耳の形をしています。ひらがなで言うと「く」の字の形で、「く」の真ん中の出っ張りはお腹側を向きます。出っ張りより上は体重を支える機能があります。出っ張りより下は脳脊髄液を循環させる第一次呼吸の機能があります。

仙腸関節を通じてインナーマッスルからアウターマッスルが連動

本来、身体は骨盤を中心点として動くように設計されています。東洋では昔から、骨盤の恥骨よりやや上の真ん中に体の中心点があると考えてきました。空手や合気道ではこの中心点を「丹田(たんでん」と呼んで重要視しています。丹田を中心として下半身を動かす際に仙腸関節が微妙に動くことで、インナーマッスルからアウターマッスルへの連動的な動きが可能となります。

仙腸関節はロックしやすい

仙腸関節が仙骨と寛骨の間でひっかかり、ロックする場合があります。ロックする原因は様々です。悪い姿勢、長期間の同じ姿勢、強い衝撃、出産など。ロックしても、可動性が数ミリで痛みも無いため、本人は気付きません。肩や膝関節のように可動性が大きくないため、分かりにくいのです。

仙腸関節のロックは画像診断では分からない

仙腸関節のロックは数ミリの世界なので、MRIやCTによる画像診断では分かりません。そのため、医学的に仙腸関節の障害はあまり考慮されません。なお、AKA博多法は、手技により仙腸関節障害を検査、調整することができます。

仙腸関節のロックが腰痛などの原因になる

仙腸関節がロックすると、体に様々な影響を与えます。

腰痛、ぎっくり腰

ぎっくり腰などで仙腸関節のあたりに痛みを感じる場合があります。骨盤のクッションが機能しない分、背骨のうち特に腰椎に負担が集中し、腰痛の原因となります。お尻や下半身に痛みを感じる場合もあります。

パフォーマンスの低下

動く際の衝撃をうまく吸収できず、インナーマッスルからアウターマッスルへの連動的な動きが損なわれるため、運動のパフォーマンスが低下します。

下半身の血流が悪くなる

仙腸関節の近くには、下半身に流れる血管が集中します。動くたびに仙腸関節が微妙に動き、ポンプのように下半身に血液を送ります。仙腸関節がロックすると、下半身の血流が悪くなります。また、そけい部のリンパ節をさえぎり、リンパの流れも停滞します。

腸や子宮など内臓の血流も低下します。体は一番大切な内臓を最初に温め、その後に手足を温めます。内臓が冷えることで、手足も冷えやすくなります。

仙腸関節のロックを解除する方法

ご自宅でテニスボールを利用した解除の方法もありますが、それだけでは改善しない方も多いのではないでしょうか?医師によるAKA博多法も検討しましょう。AKA博多法でも改善しなかった方におすすめしたいのがファーストブリージングシステムです。東京都品川区のいやさか整体院でご提供しています。五反田駅、大崎駅から徒歩圏内です。

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