不調が起こりやすくなる仕組み

前のページ【歪みと脳脊髄液】では、脳脊髄液とは何か、また、頭蓋骨と骨盤のポンプによって脳脊髄液が循環することをご説明しました。

それではなぜ体は不調になるのか?脳脊髄液がどのように関係するのかについて、このページでご説明します。

頭蓋骨と骨盤が歪む→脳脊髄液が滞る→生命力が低下→様々な不調

多くの人の頭蓋骨と骨盤は、何らかのストレスを受けた時から今までロックされています。

ロックされてポンプの力が弱まると脳脊髄液の循環が滞り、脳へ供給できる血液の量も低下します。

脳に十分な酸素と栄養が供給できず、老廃物も排泄しずらくなります。その分、心臓が脳に血液を供給しようとするため、心臓にも負担がかかります。

この状態がロックされてから今までずっと続いている場合があります。脳の働きが低下し、健康を保つのが難しくなります。

カイロの理論では、3段階で体調が悪化していくと考えられています。

第1段階:脳脊髄液の循環が滞る

脳脊髄液の循環が滞ると、脳に十分な栄養や酸素が届かなくなります。脳が正常に機能できなくなり、自律神経やホルモンのバランスが乱れます。そのため、自律神経系の不調をはじめ、あらゆる不調が起こる可能性があります。

第2段階:骨盤が歪む

骨盤が歪み、仙腸関節が可動性を失う骨盤は、中心の仙骨と、それを左右から支える寛骨で構成されます。仙骨と寛骨は、仙腸関節で固定されています。

仙腸関節は、運動などでの背骨への衝撃を緩和するため、数ミリの可動性があります。仙腸関節がビルの免震構造のように背骨を支えます。

脳脊髄液が停滞すると、生命力が低下するため、骨盤が歪みやすくなります。ねじれが強いと、間の仙腸関節が不安定になります。衝撃を十分に緩和できなくなり、腰や膝への負担が大きくなります。

土台の仙骨が傾いた分、自然と背骨でバランスをとります。S字状に曲がることが多いです。背中がこりやすくなります。

骨盤が歪むと、血流が悪くなって内臓の機能も低下しやすくなります。

骨盤が歪むと、腰痛、ぎっくり腰、肩こり、顎の痛み、膝痛など、様々な不調がおこる可能性が高くなります。

第3段階:背骨が歪む

骨盤が歪み背骨が傾いた負荷により、背骨が歪む直立歩行する人間の背骨には、動物よりも負荷がかかります。特に、背骨の一番下の骨(腰椎5番)には、体重の60%の負荷がかかります。

首、肩、腰でバネのようなS字カーブを描くことで、各骨にかかる負荷を分散するようにできています。

骨盤が歪み背骨が傾くと、S字カーブが崩れ、腰椎への負荷が大きくなります。特に腰椎4~5番辺りが大きく歪みます。

歪んだ腰椎4~5番や緊張した梨状筋が、坐骨神経を圧迫する場合があります。また、腰椎への負荷が大きくなり、骨と骨の間の椎間板が損傷する場合があります。

腰椎が歪むと、腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなど様々な不調がおこる可能性が高くなります。

まとめ

このページでは脳脊髄液の循環の滞りと不調が起こる関係についてご説明しました。

次のページでは、背骨の歪みを整え、脳脊髄液の滞りを解消するためにうまれた技術、ファーストブリージングシステムについてご説明します。

次ページ:【次世代の技術、ファーストブリージングシステム】

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