椎間板ヘルニア

80%の腰椎・頸椎の椎間板ヘルニアは、平均3回の矯正で良くなります。
当院ほどに変化を出せる整体カイロは少ないと思います。

ここでは腰椎椎間板ヘルニアについてご説明します。
でも、頸椎(首)のヘルニアの原因や矯正方法は、腰椎と全く同じです。
頸椎椎間板ヘルニアの方も、こちらをご覧ください。

ヘルニアの根本原因と症状

椎間板の中の髄核の役割

背骨の1個1個の間には椎間板というクッションがあります。
椎間板は、外側の丈夫な線維輪と、真ん中のゼリー状の髄核で構成されます。
あんぱんに似ていて、皮=線維輪、あんこ=髄核 の関係です。
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髄核はベアリングの役割を果たします。
髄核を中心に上の椎体が動くことで、背骨を円滑に大きく動かすことができます。
もし髄核が中心からずれると、背骨を前後左右のいずれかに動かしずらくなります。

シーソーの支点のようなイメージです。
シーソーの支点が中心からずれてたら、左右のどちらかに倒れずらいですよね。
髄核が100%役割を果たすには、髄核が椎間板の中心にあることが重要です。

髄核の水分は体重で少しずつしみ出ます。
そのため、朝に比べて夕方は身長が1cmほど縮みます。
夜寝ることで髄核が除圧され、水分を吸収しなおします。
年を取るにつれ、髄核と椎間板の弾力性が減ります。
水分が十分に戻らず、椎間板が薄くなっていきます。

背骨が歪むと、関節が固くなります。
椎間板にかかる衝撃が大きくなるため、椎間板の老化が早まります。
椎間板が薄くなり、上の骨と下の骨が近づくと、痛みが出たり動きずらくなります。
背骨の歪みは放置せず矯正することをお勧めします。

ヘルニアの根本原因は髄核のずれ

背骨が歪むと、髄核の位置が後方の左右どちらかにずれます。
椎間板の動きに制限がかかり、関節がロックされ固くなります。
背骨が歪み、髄核が中心からずれることが、ヘルニアの根本原因です。

髄核が中心からずれた状態を長く放置すると、次第に線維輪が傷つきます。
線維輪に裂け目ができ、髄核が後方の左右どちらかに飛び出し、神経根を圧迫します。
圧迫しただけでは痛みは生じません。
神経に炎症がおこった時、ヘルニアの強い痛みが生じます。
「ヘルニア」とは「元の位置から飛び出る」という意味です。

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ヘルニアの症状

ヘルニアの特徴的な症状は坐骨神経痛です。
坐骨神経痛は病名ではなく、症状のことを言います。
坐骨神経はお尻から足先まで伸びます。
この神経にそって、下肢に痛みや痺れが現れます。
主に、片側のお尻~太ももの裏~ふくらはぎに痛みが生じます。
筋力が低下して、つま先に力が入らない事もあります。
重症の場合、両側に症状が出ることもあります。
脊髄を圧迫して尿や便のコントロールが困難になった場合、急いで手術を検討します。

自然回復が多いが、再発も多い

多くの場合、飛び出た髄核は、免疫力によって異物として認識され排除されます。
飛び出た部分が免疫によって食べられ、引っ込みます。
ヘルニアと診断された人の7~8割は、数か月で症状がとれていきます。

しかし、根本原因は解決していません。
背骨の歪みによって髄核は中心からずれたままです。
多くの場合、強い痛みは引いても、何となく痛い、動きずらい、といった状態が続きます。
また、不定期で、神経に炎症が生じ、再発を繰り返すことになります。

病院での治療

病院での治療は、まずは保存療法です。
消炎鎮痛剤やブロック注射で、痛みを抑え炎症が治まるのを促します。
腰を上下に牽引することで、腰椎にかかる圧力を減らします。

2~3か月ほどたっても良くならい場合に手術を検討します。
また、足に麻痺が出て力が入らない、尿や便のコントロールができない場合は、緊急手術が必要です。
馬尾症状と言われ、放置すると神経にダメージが残り、回復困難になるためです。
ヘルニアと診断された人の1~2割が手術を受けます。

手術は、背中を切開して飛び出た椎間板・髄核を切り取ります。
切開する傷口の大きさなどで、いくつか方法があります。

LOVE法(椎間板摘出術)

4㎝くらい背中にメスを入れ、飛び出した髄核を切除します。
入院期間は7〜14日ほどです。
入院費込で約25万円ですが、保険と高額療養費が適用され、実際の金額はこの半分ほどです。

MED(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)

2cmくらいメスを入れ、内視鏡で観察しながら、飛び出した髄核を切除します。
入院期間は5~7日ほどです。
入院費込で約25万円ですが、保険と高額療養費が適用され、実際の金額はこの半分ほどです。

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)

椎間板の中の髄核に、ガラス繊維を入れます。
その先からレーザーを照射して髄核を蒸発させ除圧し、髄核が引っ込むのを促します。
傷口が針の穴ほどで済むため、半日~1泊の短期入院で仕事に日常生活に復帰できます。
しかし、保険適用外のため30~40万ほどかかります。

いずれの手術も、飛び出た髄核をカットします。
しかし、ヘルニアの根本原因は、背骨が歪んで髄核が中心からずれたことです。
手術では髄核を中心に戻すことはできません。
背骨は歪んだままですから、再発のリスクがある程度残ります。
また、カットされた髄核は体積が小さくなります。
ベアリングの機能が低下し、2次的な障害が出やすくなります。

カイロプラクティックでの治療

アメリカでは、カイロプラクティックは医者に近い地位を認められています。
多くの場合、4年制大学を卒業後、カイロ専門の3年制大学を卒業します。
7年かけてドクター資格を得ます。
一方、日本では、カイロは民間療法の位置づけで、公的な資格はありません。
日本より遥かに進んでいます。

アメリカの有名なカイロの病院での治療をご紹介します。

1日3回の矯正を2週間続けます。
家に帰る時間が無いので入院が必要です。
3週目からは少しずつペースを落として矯正を続けます。
こうして約1~2か月、入院します。

ヘルニアをカイロで治すには、通常これくらいの回数がかかるのです。

矯正時は、適切に力が加わるよう、腰を捻じる態勢にして遊びを無くします。
この態勢をとるだけで、多くの場合、激痛が走ります。
さらに、強い力を加えて矯正するため、叫ぶほどの痛みが伴います。
それでも、手術しないで回復が期待できるため、全米からヘルニアに悩む方が訪れます。

当院の施術

特徴

根本原因を改善します

根本原因は髄核の位置がずれた事です。

手術では、飛び出た髄核をカットします。
髄核の位置を中心に戻すことはできません。
バランスが崩れたままなので、再発のリスクが避けられません。

当院の施術では、まず髄核がどのようにずれているか検査します。
そのうえで、矯正により髄核の位置を中心に戻します。
神経の圧迫が解除され、炎症が回復に向かいます。
バランスが整うため、ぶり返しが非常に少ないです。

髄核を中心に戻す→神経の圧迫が解除→炎症が治まる

ヘルニアの80%は3回で矯正できる

当院では、80%のヘルニアは3回で矯正できます。
多くの場合、1回目から痛みが軽減し動きやすくなります。
上記の通り、先進的なアメリカのカイロでさえ、何十回も矯正が必要です。
3回は驚異的に少ない回数です。

痛みがほぼありません

うつ伏せ、または、椅子に座った状態で矯正します。
矯正は非常に弱い力で行います。
多くの方は、触っているくらいに感じます。
そのため、痛みはほぼありません。

料金

70分コース 8,500円をお勧めします。

手術 当院の施術
方法 髄核の一部を切る 髄核の位置を中心に戻す
所要時間 保険適用の手術は7~14日の入院 1回1時間を平均3回
背骨の歪み 整わない 整う
再発リスク 背骨の歪みによるリスクが残る 背骨が整うのでリスクが低い
費用 約100,000円~ 平均27,000円

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